ゴルフをしないビジネスマンが損すること

「ぜいたくな遊び」と敬遠していたら…

最近では、インターネットで予約して平日なら格安でプレーできるゴルフ場もあるという。(写真:shalamov / Imasia)

新しい年が始まり「今年からゴルフでも始めるか」「1回ぐらいゴルフやってみようかしら」と思っている方はいるだろうか。ゴルフは一般的には特殊なスポーツと思われている。そのゴルフを人に勧める立場から、メリットを挙げてみたい。

飛行機の離着陸の際に、空の上から地上を見ると、ゴルフ場が見えることは少なくない。山を、海岸を、河川敷を切り開いて、広大な土地を使っている。それぞれのゴルフ場に、多くて1日40組、160人ほどが利用する。平日ならたったの数十人で、かなり大きな土地を使っていることも多い。

ゴルフは税金のかかるスポーツ

また、ゴルフには利用税がまだ課されている。長い間、廃止が叫ばれているが、地方にとっては大きな財源で見送られ続けている。「ぜいたくな遊び」と、世間(税務署)には理解されているのだろう。もともとはスコットランドの砂丘に空いたうさぎの穴に、石などを棒で打ち込んで入れてみようという羊飼いたちの「遊び」から始まったとされているのだが、日本ではゴルフ場を数十億円もかけてそんな遊び場を作るので、料金も高くなり「ぜいたくな」という形容詞がついてしまった。一度に数万人が入る遊園地の料金設定とは違うからだ。

ゴルフはこんなぜいたくな、ちょっと隔絶された空間で、しかも3~4人の少人数で5時間ほどを共にする。通常のビジネスの中で、そんな「濃密な」時間はそうそう作れない。5時間も酒を酌み交わしたら、何が何だかわからなくなって終わるだろう。ゴンドラに5時間いたら、それはもう監禁だ。

「ゴルフ夜明け前」(1987年)という映画があった。もともとは、桂文枝(当時三枝)の創作落語を映画化したものだが、時は幕末、西洋人の話を聞いてゴルフというスポーツを知った坂本龍馬が、ゴルフ場を作って志士や新選組と一緒にゴルフをやって親交を深めるというお話。敵対しているもの、同じ側に立つものがゴルフという共通のスポーツで結び付きが出てくる。ゴルフとビジネスの関係を端的にとらえているように思う。

筆者自身のことで言えば、仲間と回ることはもちろん多いが、まったく知らない人で、名前は知っていてもそんなに付き合いのない人などと回る機会も多々ある。最初はぎこちないが、徐々に打ち解けていくことはあるし、最後まで慣れずに終わることもある。取材対象になるような人と知り合いになることで、次につながったことも多い。

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