西武ドーム、8年ぶり改名の"本当の"理由

3月から「西武プリンスドーム」に名称変更

3月から名称が「西武プリンスドーム」に変わる西武ドーム (c) SEIBU Lions

プロ野球・埼玉西武ライオンズの本拠地である西武ドーム。その名称が3月1日から「西武プリンスドーム」に変わることをご存じだろうか。

西武グループの中心企業の1つであるプリンスホテルが西武ドームの施設命名権(ネーミングライツ)を取得したと発表したのは、昨年の12月15日。契約は1年間で以後自動更新されるという。

「西武プリンスドームになることより、国内外の多く人たちにプリンスホテルを知っていただきたい」(プリンスホテルの小林正則社長)

2007年以来のネーミングライツ

西武ドームはこれまでも、「インボイスSEIBUドーム」(2005〜2006年)、「グッドウィルドーム」(2007年)と、球場のネーミングライツを売却していた。だが2007年にグッドウィルの違法派遣問題が発覚し、契約を解消。その後ネーミングライツを売却することはなかった。

年間数億円の収入がある一方で、球場名が短期間で変わることや売却先企業の評価がイメージダウンにつながるリスクを避けてきたわけだ。今回、8年ぶりにネーミングライツが復活することになるが、グループ内企業への売却で連結決算上、プラスの効果はない。

そもそもプリンスホテルは日本最大級のホテルチェーンであり、国内での知名度は十分。あえて西武ドームのネーミングライツを取得する必然性は薄いようにも見える。狙いは何か。

次ページ改名の狙いとは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 日本と中国「英語教育格差」
  • コロナ後を生き抜く
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
香港問題めぐり米中激突<br>加速するデカップリング

6月30日、「香港国家安全法」が施行されました。「一国二制度」の下での高度な自治が失われたとして、西側世界と中国の対立は一気に深まっています。米中経済の分離は、サプライチェーンの見直しなど、グローバル企業にも大きな変化を迫りそうです。