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中学受験が「早く通い始めた者勝ち」ではない理由 低学年のうちは「広い意味での勉強」がおすすめ

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  • 西村 創 教育・受験指導専門家
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その「現実的な」第一志望校に合格できるのが、3人に1人というわけです。入塾前に思い描いていた当初の第一志望には、3人に1人どころか、5人に1人、いや10人に1人くらいしか合格できていないはずです。

第一志望に合格することだけがすべてではない

大手塾のマーケティング戦略は「うちの塾に入って、指導力のある講師の指導を受けて、塾生たちと切磋琢磨すれば、子どもは成長を遂げて、夢に見た学校にも手が届く」という希望を与えるものです。それは、あながちウソではありません。

小4で入塾してきたときは、消極的でいつも小さな声で話していたのに、小5、小6と成長していくに従って、自信がついて堂々とした態度になり、別人のような頼もしさを見せるようになって、誰もが羨む学校に合格して進学する……というような子も、何人も見てきました。

第一志望校に3人に1人の合格。10人に1人の合格。見方を変えれば、3人に1人でも10人に1人でも、合格している人がいるということです。

合格している人がいる以上、わが子も合格する側に入れるともいえます。

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ただし私は、第一志望の学校に進学することよりも、第二志望や第三志望に進学することで、人生が不利になるとは思いません。どんな進路に進んでも、その環境でしか得られないことが必ずあります。長い人生を歩む中で、あのときにこの道を進んだからこそ、本当にやりたかったことができたと振り返ることが、あるはずです。

向上心を持って第一志望をめざすことはお子さんの成長につながりますが、その結果、第一志望に進めなくても、「残念でした」ということはないはずです。どんな結果も、それをどう今後に生かすかで、その進路の価値が決まります。

受験勉強を通じて、そんなしなやかさも学んでいくことができたら、人生を豊かに歩めるのではないでしょうか。

■ 早くから入塾しても、そのぶん成績が上がるとは限らない。
■ 両親ともに中学受験経験がなくても大丈夫。
■ 経験者こそ、時代が変わっていることに要注意。
■ 塾は名前で選ばず、子ども本人に合いそうかを最優先にする。
■ 本来の「第一志望」に合格できるのは3人に1人より少ない。

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