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小山美香 「中学受験は人生の通過点にすぎない」 『中学受験をして本当によかったのか?』著者

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第1志望校に合格すれば成功、とはいえない。中学受験の意義とは。

小山美香氏
小山美香(こやま・みか)大学卒業後、『サンデー毎日』の編集記者として多岐にわたって執筆。フリーランスに転身後、読売新聞オンラインの「中学受験サポート」で、延べ170校以上の私立中高を取材。3児の母として3度の中学受験を経験(撮影:風間仁一郎)

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過去最高の受験率となった今春の中学入試で際立ったのが、中堅校人気だ。本特集では、その理由を探るとともに中学受験の最新動向を徹底解説する。

受験後に不登校や引きこもりに……。経験者と保護者の生の声から中学受験の光と闇に迫る『中学受験をして本当によかったのか?』。自身も3児の母として3度の中学受験を経験した著者の小山美香氏にその意義を聞いた。

 

──本書に登場する中学受験経験者のエピソードは衝撃的でした。

チャレンジ校に合格したヨウイチロウ君は高1で退学し、引きこもりになりました。ギリギリの成績で合格した結果、学校の勉強についていけず、母親とけんかばかりしていたそうです。中高の6年間は自我を形成する大事な時期で、そこで「できないやつ」と見なされれば、自己肯定感を高めるのは難しいでしょう。

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