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「高大連携」で進化する中堅中高一貫校の現在地 東京電機大学、多摩美術大学、東京農業大学…

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高大連携の最大のメリットは大学進学への強い動機づけ。

最先端の工作機械が並ぶ「ものづくりセンター」の様子
東京電機大学の「ものづくりセンター」には最先端の工作機械が並ぶ(写真:筆者撮影)

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過去最高の受験率となった今春の中学入試で際立ったのが、中堅校人気だ。本特集では、その理由を探るとともに中学受験の最新動向を徹底解説する。

私学(私立中高一貫校)と大学との連携が急進展している。大学と協定を結ぶ私学は、2022年6月に40校だったが、24年6月には111校と増加の一途をたどる(筆者調べ)。

もとは併設大学のない私学の生徒が大学教育に「触れる」ことが他法人の大学と連携協定を結ぶ主な目的で、大学訪問や出前授業が主な実施内容だった。だが、最近では高大連携を深化させる取り組みが活発化している。具体的には大学訪問など従来の内容の拡充に加え、大学と私学が合同で「探究活動」に取り組むなど多様な連携が行われるようになっている。

中堅校は高大連携に積極的

とくに中堅校は高大連携に積極的だ。例えば、24年には世田谷学園が昭和大学と包括連携協定を締結、大妻中野は津田塾大学と高大連携協定を締結した。後者の高1〜3の生徒は提携先の大学の授業をオンラインで受講でき、もしそのまま進学すれば単位認定される。

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