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首都圏で受験者が増えた私立・中高一貫校リスト 埼玉のある学校は前年比で2267人も増加!

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特色ある教育を行う中堅校や伝統的な男女別学校の人気は健在。

東京農大第一の校名のプレート
東京農大第一の受験者数は前年比で361人も増加(撮影:梅谷秀司)

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過去最高の受験率となった今春の中学入試で際立ったのが、中堅校人気だ。本特集では、その理由を探るとともに中学受験の最新動向を徹底解説する。

2024年の中学入試で人気を集めた学校はどこか?

3ページ目の表は24年に受験者数が前年比で増加した首都圏の主な私立中高一貫校の一覧だ。こうした学校を中心に最新の動向を紹介していく。

各地域で受験者数を伸ばした共学校を見ると、特色ある教育を行う中堅校が多くを占める。東京で注目を浴びたのが東京農業大学第一だ。同校は東京農大の研究室と連携し、稲作をテーマとした総合学習を行うなど本物に触れる学びを重視する。25年度からは高校募集を停止し、完全中高一貫校となる。また、2月1日午前入試も新設する予定だ。

神奈川の中堅校では桐蔭学園横浜創英の躍進が目立つ。横浜創英は生徒の自主性を育む教育への改革を進める。千代田区立麹町中の校長として同校を大胆に改革した工藤勇一氏が20年に校長に就任したことでも話題を集めたが、工藤氏は24年3月に退任した。

千葉では昭和学院が2年連続で受験者数を伸ばした。20年度に英語教育に特化したコースや難関大進学を目指すコースを新設。23年度には「サイエンスアカデミーコース」を設けた。同コースでは風力発電など複数のテーマから好きなものを選び、本格的な研究に打ち込める。

埼玉では今年度開校の開智所沢が5420名もの受験生を集めた。同校は探究学習を拡充し、生成AIやICTを活用できる人材の育成を目指す。こうした特徴や、一度の出願で同法人が運営する開智も受験できたことから受験者数が膨らんだ。

改革加速する男女別学校

次に、男女別学校を見ていく。

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