金も絆も元には戻らなかった。
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(イラスト:髙栁浩太郎)
何が何でも中高一貫校――。首都圏では小学校6年生の児童数が大きく減る中、中学校の受験者数が過去最多を更新しそうな勢いだ。なぜなのか。
『週刊東洋経済』2月3日号の第1特集は「過熱! 中学受験狂騒曲」。パニックの様相すら呈する中受のリアルを追う。
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『週刊東洋経済 2024年2/3特大号(中学受験狂騒曲)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
「受験で夫婦仲は悪くなる一方でした」
都内在住の川上由美さん(仮名、40代後半)は、息子の中学受験をきっかけに離婚を考え始めた。一粒種の息子が昨年2月に“御三家”に準ずる難関校に合格して希望にあふれる中学校生活が始まったが、家庭生活は順風満帆とはいかない。
公立学校の教育の質を懸念した由美さんは、早くから息子の中学受験を決めていた。大手企業に勤める夫(50代前半)は、自身が私立の中高一貫校に通い「早慶上理」クラスの大学を卒業していることから、息子の中学受験に乗り気だった。
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