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志望者が模試で「増えた中学」&「減った中学」 増加2位は女子が三輪田学園、男子が横浜創英

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(写真:Graphs / PIXTA)

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何が何でも中高一貫校――。首都圏では小学校6年生の児童数が大きく減る中、中学校の受験者数が過去最多を更新しそうな勢いだ。なぜなのか。
『週刊東洋経済』2月3日号の第1特集は「過熱! 中学受験狂騒曲」。パニックの様相すら呈する中受のリアルを追う。
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下表は2023年11月に首都圏模試センターが行った小学校6年生対象の「第5回合判模試」(以下「11月模試」)での志望状況をまとめたものだ。

男子受験生の志望者が11月模試で最も増えたのは日本工業大学駒場中学校。目黒区駒場にある私立の中高一貫共学校だ。受験の機会は特別選抜を含めて7回。試験の中身は教科(2科目や4科目)、適性検査、自己アピール、プレゼンテーション(発表、質疑応答)などバラエティーに富んでいる。

教育熱心な学校で、入学時の偏差値が40前後でも4年制大学進学率は77%強だ。大学進学は日本工業大への内部推薦が最も多いが、東京理科大学や学習院大学への指定校推薦枠もある。

独自の改革をブラッシュアップ

日工大駒場の次に男子受験生の志望者の増加人数が11月模試で多かったのは横浜創英中学校。神奈川・西大口の私立中高一貫共学校で、現校長は就任4年目の工藤勇一氏。千代田区立麹町中学校で、生徒の自律を促すために宿題や定期テスト、固定担任制を廃止し話題となった校長だ。麹町中での独自の改革を横浜創英でさらにブラッシュアップしている。

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