1月は予約が殺到するそうだが……

(写真:Ushico / PIXTA)
何が何でも中高一貫校――。首都圏では小学校6年生の児童数が大きく減る中、中学校の受験者数が過去最多を更新しそうな勢いだ。なぜなのか。
『週刊東洋経済』2月3日号の第1特集は「過熱! 中学受験狂騒曲」。パニックの様相すら呈する中受のリアルを追う。

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「『受験うつ』に苦しめられている受験生が、学力以上の志望校に合格するには、最新の脳医学とメンタル医学を総動員させる必要があります(中略)磁気刺激治療で集中力・記憶力・思考力を高め、あこがれの志望校への合格という形で結実しています」
ホームページにそう記すのは、「受験専門の心療内科」をうたう本郷赤門前クリニックだ。来院者数は年間約600人で、うち大学受験生と中学受験生がそれぞれ約250人。受験直前の1月が最大の繁忙期で、予約が殺到するそうだ。
院長を務めるのは、『受験うつ ─どう克服し、合格をつかむか─』など多数の著書がある医師の吉田たかよし氏である。
吉田氏は受験生のうつ病や精神の不調による成績の低下などを総じて「受験うつ」と呼ぶ。その治療法の1つとして磁気刺激(TMS)治療を著書の中で紹介している。
TMSは日本でまだ新しい治療法
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