夏のゴルフで「薄毛」に気づく人も、AGA治療の現実 年齢や状況によっては治療が困難なケースも

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夏に意識することが多いという薄毛。AGA治療の現実を紹介します(写真:taka/PIXTA)

「ゴルフのコースに出たら、今までに感じたことがないぐらい頭頂部の地肌がヒリヒリした」

「海に行ったときに、濡れた髪を見て妻に指摘された」

私のクリニックでAGA(Androgenetic Alopecia 男性型脱毛症)治療の相談に来られる患者さんから聞くことの多い「治療を始めようと思ったきっかけ」です。

夏に薄毛を意識する人は多い

夏に患者さんが増えるわけではないのですが、自分の薄毛を意識するのが夏だったという人は多いです。

AGAは男性ホルモンと遺伝が関与している脱毛症で、日本人男性は3人に1人の割合で発症するといわれています。AGAは進行性なので、自分で意識するようになったときには進行しているケースが多いです。

お風呂の排水溝に抜け毛がたまるようになった、朝、枕に抜け毛がたくさん付くようになったのであれば、AGAが進行している可能性はあるでしょう。

AGAは主に前頭部、額の生え際、頭頂部が薄毛になり、その進行度は7種に分類できます。ただし、進行の仕方、スピードにはかなりの個人差があります。必ずしもパターンどおりに進行するわけではないですし、もともとの毛髪量にも個人差があるので進行度の診断は難しいです。

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