白髪の原因は17型コラーゲン?
──年を重ねるにつれて、だんだん白髪が増えてきました。そもそも、髪はどうして白くなるのでしょうか?
実は、白髪のほうが“完成した毛”なんです。髪の毛は、皮膚の中にしか生きた細胞がありません。これが毛根と呼ばれるもので、発生した時点では白髪です。成長して外に出るまでの間に、メラノサイトが発生しメラニン色素が入ってきて、東洋人であれば黒い髪になります。入ってくるはずの色素が発生しなくなるのが白髪の原因です。
では、なぜメラノサイトが発生しなくなるのかというと、毛根のそばにある17型コラーゲンが発生しなくなるためと言われています。ここ数年の研究でようやくわかってきたことです。17型コラーゲンができなくなる理由はまだわかっていません。
栄養が届きやすくなるので血行が大事とは言われています。とはいえ、血行がよくなれば必ず治るものでもありませんので、一度なってしまうと難しいところはあります。また、17型コラーゲンを食べれば治るのかというと、そういうこともありません。


















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