歯を失った場合の選択肢の1つ「インプラント」。興味はあっても、費用が高額だったり、周囲からよくないウワサを耳にしたりして、踏み切れない人もいるのでは?
実際のところ、どうなのだろうか。インプラント治療のエキスパートである東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)口腔インプラント科診療科長の丸川恵理子医師に、最新のインプラント事情と、受け方のポイント、注意点を聞いた。
「硬いものがかめる」と高まるニーズ
口腔インプラント(以下、インプラント)とは、顎の⾻にチタン製のネジを埋め込み、その上に⼈⼯の⻭を取り付ける治療だ(※インプラントの構造は、こちらをご覧ください。外部配信先では閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。
技術の進化によって、20~30年、場合によってはそれ以上もつ、“一生ものの人工歯”となった。入れ歯やブリッジとは異なり、見た目は天然歯と変わらないうえ、ブリッジのように周りの歯にダメージを与えることがない。入れ歯のようにかむ力が落ちない点でもメリットは大きい。
「昨今は『硬いものでもなんでもかめる歯で、この先も自由に食事を楽しみたい』という人が増えていることもあり、インプラントのニーズは高まっています」と丸川医師は話す。
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