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需要増す「インプラント」不安な人に伝えたい真実 よい治療を受けられる施設選び、7つのポイント

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取り扱いの煩わしさがない点もメリットの1つ。

旅行先でも、介護が必要になっても、入れ歯のように取り外して手入れをする必要はない。入れ歯でありがちな“話しづらさ”もないため、友人とのおしゃべりも気にせず楽しめる。

そのため、昨今ではとくにシニア女性にインプラントを希望する人が増えているという。

「インプラントは骨の成長の止まった20歳以上であれば、80歳代でも入れられます。手術に耐えられる体の状態であれば、とくに年齢に上限はありません」(丸川医師)

埋め込まれたインプラント(右)とその構造(左)。下部のインプラント体(人工歯根)と上部構造(人工歯冠)、それらをつなぐアバットメント(人工歯冠の土台)でできている(図:丸川医師提供)

インプラントが怖いと感じる理由

ニーズは高まりつつあるものの、いまだ多くの人がインプラントを「怖い」と感じているのも事実だ。その理由は「周囲の体験談に影響されていることが多い」と、丸川医師は指摘する。

「『インプラントを入れたら腫れや痛みが長引いた』など、家族や友人からのネガティブな経験談を聞いて不安を感じ、怖くなってしまう人もいます。ただし、こうした体験談は、かつての古い治療技術に基づいている場合が多いようです」(丸川医師)

近年のインプラントは、後述するCT(コンピューター断層撮影)やナビゲーションサージェリーといったデジタル技術により、手術の精度と安全性は飛躍的に向上している。

CTは、インプラントにおいて顎の骨や、歯の周囲組織の立体的な状態を把握するために欠かせない。これまで使われていたX線では見えない骨の状態や周囲の神経、血管の位置などを正確に把握できる。これにより、インプラントを埋め込む際に、誤って神経を損傷するなどのリスクが大幅に減少している。

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