精神科10年通院うつ病患者を治した"意外な治療" 高血圧や気管支喘息の原因は「無呼吸症」かも?
寝苦しい夜が続いている。夜中に目が覚める方も少なくないだろう。ただ、それは熱帯夜のせいではなく、睡眠時無呼吸候群(Sleep Apnea Syndrome、SAS)のせいかもしれない。そして、それこそがさまざまな体調不良の諸悪の根源であることに、気づいていない人が多すぎるようだ。
SASの治療で「10年来のうつ」が改善
SASは、夜間の就寝中に呼吸が何度も止まったり浅くなったりして、眠りが浅くなる結果、体調不良を引き起こすものだ。日中の眠気や疲れやすさ、頭痛などに加え、うつ症状、高血圧、糖尿病など、症状はさまざまだ。
睡眠時間は足りているはずなのに、実際は質や量が不十分なために起きる。
ところが、医師がSASに詳しくないために、適切な診断と治療の機会を得られないケースが多発しているようだ。
私が最近担当した高血圧の患者さんも、「うつ病」との診断を受け、総合病院の精神科で10年以上治療を受けていた。
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