精神科10年通院うつ病患者を治した"意外な治療" 高血圧や気管支喘息の原因は「無呼吸症」かも?
寝ている間
・いびきをかく(ただし、いびきの少ないSASの方もいる)
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかき始める
・呼吸が止まる
・呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
・むせる
・何度も目が覚める(お手洗いに起きる)
・寝汗をかく
朝起きたとき
・口の渇きやノドの痛み
・頭痛がする
・疲れがとれておらず、熟睡感がない
・すっきり起きられない
・身体が重い
日中起きているとき
・やたらと眠い
・だるい
・集中力が続かない
・いつも疲れている
何科を受診? 気になる費用は?
さっそく自分がSASでないか調べてみたい、治療したい、という人は、睡眠医学の専門家や、知識のある内科や耳鼻科の医師を受診しよう。医療機関のホームページなどで、SASの診断やCPAP治療を行っているか調べるといい。
SASの検査には、簡易検査と精密検査(Polysomnography、PSG)の2種類がある。健康保険を使って3割負担だと、自己負担額は簡易検査が2160円、精密検査は1万1250円だ。
10秒以上呼吸できていない状態を無呼吸、呼吸が浅くなっている場合を低呼吸と呼び、1時間当たりの無呼吸や低呼吸の回数(Apnea Hypopnea Index、AHI)によってSASの重症度を診断する。
簡易検査でAHIが40以上あれば、CPAP治療を開始する目安となる。40を超えないもののSASが強く疑われる場合は、さらにPSGを行う。PSGではAHI20以上が治療開始の基準だ。先のうつ症状の患者さんは、PSGでのAHIが60超で、重症の基準である30以上を大きく上回っていた。
医師が検査をオーダーすると検査機器が家に送られてくるので、自ら装着して検査し、返送する。検査機器といっても大仰なものではなく、誰でも説明書に従って装着し、検査を実施することが可能だ。後日、解析された結果が医療機関に届く仕組みだ。ナビタスクリニックでも在宅検査サービスを利用しているので、速やかに検査し、治療を開始できる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら