「塾を変える?」子どもに合うか見極めるポイント 成績が伸びなくても転塾以外の選択肢はある
初めて中学受験を経験する家庭では、右も左もわからないことだらけ。いつから塾に通わせればいいか、どんな塾を選べばいいか、いろいろと悩みは尽きないもの。そこで、中学受験のプロであり、『2万人の受験生親子を合格に導いたプロ講師の 後悔しない中学受験100』の著者である渋田隆之さんに、塾の上手な選び方と付き合い方について聞きました。
低学年から塾に通わせたほうがいい?
子どもが2~3年生になると、塾や成績の話はまるで「今日はいい天気ですね」「最近〇〇が値上がりしたらしいよ」のように身近な井戸端会議のネタになっています。
「〇〇さんのところは、もう体験学習に行ったって」
「〇〇塾に入らないと、やっぱり難関校は無理らしいよ」
「〇〇くんは△△コースになったんだって」
そういう話を聞いていると、「早く塾に通わせなきゃ」と思ってしまうのも理解できます。しかし、「塾に行っている」「実績のよい塾に通わせている」と保護者が安心感を得たいだけの場合もあるかもしれないと、いったん立ち止まって考えてもいいのではないでしょうか。
ここでは、低学年からの塾通いを考える際に注意すべきことを4つご紹介します。
1つめは、集団塾に通う場合、クラス、順位や偏差値という競争が当たり前のことになると覚悟することと、競争することが好きではない、得意ではない子どもは一定数いると理解しておくことです。
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