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「人の話をよく聞く」トップが大企業で増えた必然 「人本主義的な経営」が見直されている

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  • 名和 高司 京都先端科学大学ビジネススクール教授、一橋ビジネススクール客員教授
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バブル崩壊後、日本企業を取り巻く状況は大きく変わりました。しかしその間、人本主義が滅んでしまったわけではありません。いや、むしろ市場原理主義に日本が席巻される中、人本主義を貫き通した企業こそが高い業績を上げている。そんな時代が到来しています。

2016年、私は21世紀に入ってから成長した世界の大企業100社を研究し、売上高、収益、企業価値の3つの成長率が高い順にランキングづけをしました。その結果、ベスト100に日本企業が10社ランクインしていました。

世界レベルで戦っている日本企業の「ある特徴」

その結果を見て、我が意を得たりの思いがしました。やはり「人本主義」を貫き通してきた企業がランクインしていたからです。

具体的には、以下の10社です。

ファーストリテイリング(20位)、ダイキン工業(55位)、アステラス製薬(58位)、コマツ(88位)、アサヒグループホールディングス(93位)、キリンホールディングス(95位)、ブリヂストン(96位)、デンソー(97位)、トヨタ自動車(99位)、本田技研工業(100位)。

これらの日本企業に共通する点としては、「人に基軸を置いた経営に定評がある」(人本主義)の他、

・海外企業と比較すると超成長はしていないが、しっかりと成長を続けている

・地方出身の企業が多い

ということがあります。

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