ひろゆき「他人につけ込まれる人に足りないこと」 「相手と対等」「貸し借りは当然」と考えるのがNG

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常に自分のことしか考えていないような相手には「この人を裏切ったら、損する」と思わせましょう(『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に負けない話し方を教えてください』より)
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会議で裏付けの甘い意見ばかりで通る。口がうまい人ばかりが重宝される。意見を聞いてもらえない。あるいは話し合いにすら入れない。不用意な発言で周りが静まり返る――。
「うまく意見が言えない」という悩みを感じている人に向けて、「論破王」としても知られるひろゆきさんが指南する「タイプ別 相手に負けない方法」。新刊『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に負けない話し方を教えてください』より一部抜粋、再構成して4回連載でお届けします。第1回は【相手優先タイプ】の攻略法。

「この人を裏切ったら、損する」と思わせよう

【相手優先タイプ】人にやさしくありたく、自分よりも相手のためになることを重視。「ノー」と言えず、気がつくといろいろと押しつけられたり不利な状況に追い込まれて、最終的に裏切られた気になる。我慢し続けて、時に爆発することも……。

このタイプは、人にやさしくありたい、相手のためになることを重視したい、と自己分析しているんですけど、他人から見たら、たんに気が弱くて相手の要望に流されるタイプにしか見えません。まずは自己分析を見直すべきです。

裏切られたと思うのも、要は「今回は自分が譲ったから、次回は相手が譲ってくれるだろう」と期待しているから。「ギブ・アンド・テイク」があると思い込んでいるのでしょうが、他人から見たら、たんに「この人は主張が弱く、周囲に流されているだけの人だ」ぐらいの認識しかない。なので、相手は裏切ったとは考えないんですよね。

贈り物なんかもそうですが、相手のことを思ってする行為は、自分がやりたいからやってるんだと思うべきで、見返りを求めるのは自分本位な考え方だと僕は思います。

それでも、「ギブしたら、相手からも当然返ってくるはずだ」と考える人は多いですよね。

でもこれって、みんながみんな、ギブ・アンド・テイクが大事だと思っているわけではありません。要は、ギブ・アンド・テイクがごく自然と成り立つのは、対等な関係の時です。対等じゃない場合は、ひたすらギブだけさせられて捨てられて終わり、なんて可能性もありますから。

なので、常に自分のことしか考えていないような相手の場合、「この人を裏切ったら、損する」というふうに、相手に思わせる工夫をしたほうがよいでしょう。そうしないと、たんにつけ込まれるだけです。

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