ひろゆき「他人につけ込まれる人に足りないこと」 「相手と対等」「貸し借りは当然」と考えるのがNG

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【相手優先タイプ】の人に必要なのは、自分の思いとはべつに、自分が「やさしい」ではなく、「気が弱い」と思われていることをちゃんと認識することです。そのうえで、それなりの戦い方をしなきゃいけません。それなのに、「自分は相手と対等である」「貸し借りは当然である」と考えるから、裏切られるんです。

このタイプの人は、次のようなことを心がけるとよいと思います。

・「貸し借りにならない人」には貸さない
・第三者を常に入れる
・自分の我慢の許容量を知っておこう

「貸し借りにならない人」には貸さない

まず、どうしてもギブ・アンド・テイクが成立しない関係ならば、関係を作らないことも考えておくべきです。

ギブしても返ってこないので、裏切られる前に最初から人間関係を作らない、要は「仲良くしても得がない人」という認識を最初からしておくことも大切です。

また、一緒にいると理不尽な思いをさせられることがある人も、同様です。

たとえば、「勉強したくない」と言っている友達がいるとします。自分は本心では「将来のために勉強したほうがいい」と思っているけれど、いざその友達から「勉強なんかいいから遊びに行こう」と誘われると、言い返せなくて、結局、付き合って遊びに行ってしまう。その後、その友達が先生から「何で勉強しないんだ!」ととがめられた時に、「だって〇〇ちゃんが遊びに行きたいって言ったから行ったんだよ」と不本意な告げ口をされたとしたら、「自分は誘いに付き合ってあげただけなのに、裏切られた」と思ってしまいますよね。

こういう人には、ギブ・アンド・テイクは通用しないわけです。だったら、最初から一緒に遊びに行かない、友達にならないっていうのが正解なんじゃないかなと思います。

なお、ここでもう1つ確認しておきたいのは、「勉強したほうが将来のためになると思っていたのに、友達の言うがままに遊びに付き合う」というのは、やさしい人なんじゃなくて、気が弱い人だということです。

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