ひろゆき「丁寧すぎる依頼」があっさり断られる訳 「断られる」は「相手から拒絶されている」ではない

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「一度断られるとすごく落ち込む」という人は、まず断られることに慣れましょう(撮影:稲垣純也)
会議で裏付けの甘い意見ばかり通る。口がうまい人ばかりが重宝される。意見を聞いてもらえない。あるいは話し合いにすら入れない。不用意な発言で周りが静まり返る――。
うまく意見を言えないという悩みを感じている人に向けて、「論破王」としても知られるひろゆきさんが指南する「タイプ別 相手に負けない方法」。新刊『ひろゆきさん、そこまで強く出られない自分に 負けない話し方を教えてください』より一部抜粋、再構成して4回連載でお届けします。第3回は【自己肯定感低めタイプ】の攻略法。

お願いする時は「やってほしい気持ち」を前面に出す

【自己肯定感低めタイプ】メンタルが弱くて断られるとかなり落ち込むので、お願いしたり、自分から発言したりするのが苦手。「主張したいことはあるが、声が小さくて会議でも話を切り出せない」と嘆くタイプ。

まず「声が小さい」と「気が弱い」をごっちゃにしていますね。こういう人は多い気がするんです。声が小さいだけだったら、手を挙げて待つことを心がければいい。何も言わないで手を挙げている人がいたら、「何か意見がありますか?」と、誰かが振ってきます。このタイプはそういうこともしないでしょうから、たんに「気が弱い」のだと自覚するところから出発してください。

このタイプは、まずお願いしたり、断られたりすることに慣れること。さらに、発言が苦手でも、会議でポジションをとる方法はあるので、それをお伝えしておきます。

会話がうまくいかないと思っている人の中には、自分の話を、自分が思うように他人に受け取ってもらえず、それで失敗しているケースが多い気がします。

このタイプにありがちなのが、頼む時に後ろ向きで卑屈な言い方になってしまうこと。相手に恐縮するあまりに、たとえば「お願いをしたいんだけど、でも忙しいでしょうから、忙しいならいいです」という具合に言ってしまい、案の定、断られてしまう……。

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