ひろゆき「丁寧すぎる依頼」があっさり断られる訳 「断られる」は「相手から拒絶されている」ではない

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この言い方だと、相手は「どうしても自分がやらなければいけないことではない」と受け取るはずです。というのも、「忙しいならいいです」というのは、「断られても別のプランがある」ようにもとれるじゃないですか。相手からすれば、「ほかの人でもできるので、やらなくてもいいんですけど、これやれます?」みたいに聞こえるので、「ほかの人ができるなら、ほかの人に頼んでよ。忙しいんだから」となってしまいますよね。

さらにこの伝え方は、相手を見下しているようにもとられる可能性があるんです。

「忙しいならいいです」と言われた相手からすると、依頼はされたけど、「この人にやってもらわなくてもいい」というのは、「自分の能力はそんなに高くないと思われているんじゃないか」「自分を見下しているから、そんな言い方になるんじゃないか」と感じることもあるんです。そんなふうにとられたら、損ですよね。

気持ちの強さを言葉で表現する

なので、「あなたにしかできない」とか、「それが得意だからお願いしたい」という気持ちの強さを、言葉でちゃんと表現したほうがいいでしょう。

「その仕事は、あなたしかできないから、本当にお願いします」とお願いすれば、相手に「自分をちゃんと評価してくれている」「重宝してくれているんだ」と伝わりますから、わりと自尊心が高い人なら、「しょうがねえな」と言いつつ、引き受けてくれると思います。

具体例をビフォーアフターで考えてみましょう。

<Before:ここがダメ>

C:すみません、あの、ちょっとこの件教えてほしいんですけれど、もちろん、お忙しかったら構わないのですが。

相手:(構わないならいいか)うん、今ちょっと忙しくて。

(※自分でなくてもいいと相手には思われる)

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