ひろゆき「丁寧すぎる依頼」があっさり断られる訳 「断られる」は「相手から拒絶されている」ではない

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<After:こう変わった!>

C:すみません、あの、ちょっとこの件教えてほしいんですけれど。山田さんにしかご相談できなくて……。

相手:(自分にしかできないなら少しでも時間を空けようかな)わかった。今の仕事が終わったら声をかけるから、ちょっと待っててくれる?

(※あなたにしかできないから頼みたい、と強調する)

断られることを日課にする

頼んで断られるという経験は、あればあるほどいいと思います。

でも「一度断られると、すごく落ち込むんです」という人もいますよね。そうならないための最善策は、慣れです。「とりあえず300回断られてみよう」という目標を立てたらいいんじゃないでしょうか。

それが無理なら、まずは、「断られる」ということへのとらえ方を変えてみましょう。

断られるのが苦手な人は、「断られる」ことを、「相手から拒絶されている」ことととらえて、「自分は嫌われている」と思ってしまう心理状態にあると思うんです。要は、断られた時に「たんに忙しくて時間がなかったから断られたんだ」という想像ができないんですね。でも実際に物事を断る時って、そういうレベルの話であることが多いんです。

そして、こんな思い違いは、断られる経験が乏しいために起こっていると考えられます。だから「断られ慣れる」ことで解決するんじゃないかなと思うんです。

これはナンパの話にたとえるとわかりやすいかもしれませんね。ナンパの得意な人は、イケメンや話がうまい人じゃなくて、ナンパをたくさんやってきた人なんです。

この人たちは、ナンパしてめちゃくちゃたくさん断られている。でも、回数をこなしているから、結果として数多く成功している。「打率が1割なら、10人に話しかければ1人ゲットできる」という考え方なんです。打率4割のモテそうな人でも、2人ぐらいにしか声をかけなければ失敗で終わる確率は高いですが、打率1割でも10回トライしたら、そのほうが成功することが多いわけです。

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