仕事で「熱心に報連相する人」、実は評価されない訳 「人の時間を奪う」という感覚を持っておくべき

拡大
縮小
「コミュニケーションを頻繁にとればいい」というわけはありません(漫画:筆者作成)
ビジネスの現場では報告、連絡、相談、いわゆる「報連相(ほうれんそう)」が重要だと言われますが、上司に対して頻繁に報連相をすると、逆効果になる可能性があります。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』などがある漫画家・イラストレーター・グラフィックデザイナーのJamさんが、自身の経験を基に解説します。

せっかくの努力が空回り

(漫画:筆者作成)

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

仕事ではコミュニケーションや報連相が大切ですが、上司に頻繁に話しかけているのに、まったく重宝されていないと感じることはありませんか? もしかしたらそれは、せっかくの努力が空回りして、マイナスの評価になってしまったのかもしれません。

まず、大前提の話ですが、仕事中に誰かに話しかけるということは、自分の都合で相手の仕事を中断させるということです。仕事の途中で話しかけられたら、今やっている作業の手を止めて、対応しなければなりません。それによって集中力がとぎれたり、作業スピードが落ちたりすることもあります。

急に話しかけられて、浮かんでいたアイデアが消えてしまったとか、作業の勢いが止まってしまったとか、そういう経験はありませんか? 相手に対応している間は、本来、自分の仕事に使えていたはずの時間を奪われます。だから、重要な要件でないかぎりは、仕事中に話しかけられた側には、マイナス要素のほうが多いのです。

次ページ部下はあなた1人だけではない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT