"タイパ時代"上司と部下が考える「ムダ」の違い ムダと勘違いされるコミュニケーションNo.1は

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「ムダ」な時間と思うかどうかは個人差があります(撮影:今井康一)

「やっぱりリアルで集まったほうがいいな」と言う上司は多い。

しかし、「ようやくコロナが収まったんだから、何もかもリアルで」と言っていると、「そんなムダには付き合っていられない」と反発する人も多いだろう。

若者だけではない。タイムパフォーマンス(タイパ)を気にする人は、とても増えているからだ。

一方、なんでもかんでもオンライン、デジタルを使って効率化すればいいかというと、そうでもない。そのほうが「ムダ」なこともあるのだ。

そこで今回は、上司が考えるムダと部下が考えるムダ。本当のムダと嘘のムダについて解説したい。

「ムダの法則」を意識しよう

「目的」よりも「手段」にフォーカスしたために、期待した成果が出づらくなることがある。私はこれを「ムダの法則」と名付けている。

わかりやすい例を紹介しよう。実際にあった話だ。

上司からの評価に納得できない若者が、同期の3人と飲みに行き「会社に貢献したくて努力しているつもりだが、なぜか上司にわかってもらえない。どうしたらいいのか」と相談した。

仲間思いの同期たちは親身になって相談に乗ったが、飲み会が終わるころこう言った。

「私たちに相談する前に、直接上司に聞いたら?」「上司と仲がいいよね? どうして上司に相談しないの?」

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