「やる気を出して失速」パターンに陥る人の特徴 モチベーションが下がる3大要因とは?

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このような例もあります。

数字を出せばボーナスを多くもらえるとひたすらがんばっていた営業マンのDさんは、数字で評価が左右されることに疲弊してしまい、相談にこられました。

「このままでは自分がダメになってしまう」と言うので、数字を除外して、自分がやっていて楽しいことや、嬉しいことを書き出してもらいました。すると、経験を積み重ねたことで自分なりの営業手法がわかってきたこと、商品を使っているお客様が喜んでいる姿を目にして嬉しくなったことに気づいたのです。

その後、営業手法を後輩に伝えていくことで役に立ちたい、商品を多くの方に届けたいという気持ちになり、主体的に動けるようになったのです。

このように外発的動機から内発的動機につなげていくと、やる気が出てくることがあります。

モチベーションが下がる3大要因

また、モチベーションは上がったり、下がったりするものです。この上がったり下がったりをジェットコースターのように繰り返すと、それだけで疲弊してしまいます。下がったモチベーションを上げるには、エネルギーが必要だからです。ですから、できるだけモチベーションが下がらないようにしなくてはなりません。

モチベーションが下がる3大要因として、

・続けられない

・無茶な計画を立てる

・人と比べる

が挙げられます。ですから、達成可能な計画を立てることが、モチベーションの維持のためにも重要です。

『目標や夢が達成できる 1年・1カ月・1週間・1日の時間術』P.186より

モチベーションが下がるポイントとして、注意しておくべき点がもう1つあります。それが「習慣化」です。習慣化するまでは、「まずはこのタスクに取り組み、その次はこれをして……」と、タスク1つひとつに対して意識がいきます。

ところが、習慣化されると、意識しなくてもできるようになるので、やることが当たり前になり、やっていても特におもしろみを感じることがなくなってしまいます。

だから、習慣化したタスクばかりやっていると「あれ? 毎日同じじゃない?」と停滞感が出てきてしまうのです。

習慣化したタスクは、毎日やる、いわばやって当たり前のタスクです。その習慣化したタスクをこなしていくことだけに時間をかけるのは、いつまでも基礎準備運動にだけ時間をかけるのと同じです。

基礎準備運動は確かに大事ですが、例えば試合に勝つためであれば実践の時間も必要ですし、資格試験合格のためにはインプットだけでなくアウトプットの時間が重要となります。つまり、習慣化したタスクだけで目標を達成できるわけではありません。

未来のための種まき、目標達成に向けた、アウトプットや実践の時間をしっかり確保していきましょう。

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