「やる気を出して失速」パターンに陥る人の特徴 モチベーションが下がる3大要因とは?

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自分で気づかぬうちに、心身ともに負荷をかけています。せっかく目標に向かって行動していても、途中で倒れてしまったら元も子もないのです。

「隠れがむしゃらさん」は自分への期待値が高いのが特徴です。自分に期待しているということ自体、とても素晴らしいことです。「まだまだもっとできる!」と自分を鼓舞できるのは、目標達成に向けて行動の継続のためにも必要な要素です。

しかし一方で、「これじゃまだ足りない」「こんなんじゃダメだ」と、「今」の自分を否定していることにもなります。この状態でいると、思ったような結果が出なかったり、行動が止まってしまったり、計画通りにできなかったりしたときに、「やっぱりまだダメだ」と自分への否定を積み重ねていくことになります。

大切なのは、達成する体験を重ねること

「今」の自分も十分がんばっています。自分で自分のことをねぎらってあげましょう。

私は苦しい局面に立ったとき、明石家さんまさんの名言「生きてるだけで丸儲け」を思い浮かべます。そう、生きていること自体が奇跡だし、やりたいことがあることも幸せなことだし、生きていたらいくらだってチャンスはあります。

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上げすぎた自分への期待値を下げる方法を3つ挙げるので、試してみてください。

1つ目は、振り返りの際にまずはできたことに目を向けることです。できたことに対して当たり前と思うのではなく、できたこと自体を素直にほめてあげましょう。

2つ目は、現実的な目標を設定して、達成する体験を重ねることです。達成意欲を満たしていくことが、自分への信頼を高めることにつながります。

3つ目は、睡眠、運動、食事の時間をしっかり取ることです。体の健康は心の状態も左右します。疲労感を取るだけでも、ポジティブな考え方ができるものです。

目標に向けて走るためには、心身の健康もとても重要です。無理して自分を追い込むより、睡眠、運動、食事の時間をしっかり取ってください。私も睡眠は7時間以上、毎日ウォーキング、週3回のピラティス、外食は最小限に抑えることを意識しています。

ぜひみなさんも参考になさってください。

吉武 麻子 TIME COORDINATE(株)代表取締役、タイムコーディネーター

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よしたけ あさこ / Asako Yoshitake

TIME COORDINATE(株)代表取締役 タイムコーディネーター。大学卒業後、旅行会社勤務を経て、26歳で韓国留学。その後、現地法人でキャスティングディレクターとして24時間365日仕事に追われる日々を過ごす。帰国後、キャリアとライフイベントの狭間で葛藤した経験から、疲弊せずに毎日を楽しみながら仕事のパフォーマンスもあげていく「タイムコーディネート術」を考案。プライベートでは2児の母。

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