新しいことに挑戦、多くの人が間違える始め方 習慣化しようとする人の4割が最初の7日間で挫折

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挫折
習慣化しようとする人の約4割が、最初の7日間で挫折しています(写真:リチャード/PIXTA)
筋トレ、読書、英語……。続けたくても、なかなか続かない。そんな「習慣化」に悩む人は多いでしょう。「習慣化しようとする人の約4割が最初の7日間で挫折しています。この7日間を乗り越え、習慣が続くようになるキーワードが“自己効力感”なのです」と認知科学コーチングを展開する名郷根氏は言います。同氏の新刊『習慣は3週間だけ続けなさい』から一部抜粋、編集してお届けします。

42%が最初の7日間で挫折

「今年こそ健康的な生活を送る」

「来月から朝型に生活リズムを切り替える」

「来週から英語をもっと勉強する」

年明けや月初め、週初めに新しい習慣を始めようと目標を立てる人も多いはずです。どうにかして今の生活を変えたい。夢や目標を達成したい。ただ、多くの人は継続できず、挫折してしまっているのではないでしょうか。

習慣化においては最初の7日間が非常に重要な意味を持ちます。昔から、飽きっぽくて何をしても長続きしないことを「三日坊主」といいましたが、何かを始めよう、習慣化しようと思っても多くの人は続きません。実際、一般の人が新しい習慣を身につけようとしたときに約4割の人が最初の1週間で挫折します。

習慣化コンサルタントの古川武士さんは著作の中で、クライアント150人に「どの時期で習慣化に挫折しましたか」とインタビューしたところ、最初の7日間の挫折率が42%もあったことを示しています。

42%と聞くと「そんなに高いのか」と思われるかもしれませんが、私の会社のコーチングプログラムでも同じような結果が示されています。コーチングを実施する前にクライアントにヒアリングした結果、約4割の人がそれまで習慣化に取り組んでも1週間で挫折したと回答しています。

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