まず「伝統的な長期熟成のしょうゆ」について述べましょう。
「伝統的なしょうゆ」の製法とは?
昔ながらのしょうゆの原料は「大豆」「小麦」「塩」です。
蒸した大豆と炒った小麦に麹菌を加えて、麹を作ります。麹に食塩水を加えて、「もろみ」を作ります。
このもろみを、攪拌を重ねながら発酵・熟成させることで、麹から作られる酵素が大豆や小麦のたんぱく質をアミノ酸に、でんぷんを糖分に、脂質を風味に変えるのです。
このもろみをしぼって「生揚(きあ)げしょうゆ」を作り、最後に火入れをしてできあがるのが「伝統的なしょうゆ」です。できあがるのに1~3年ほどかかります。
この方式を「本醸造」といいます。
時間をかけて発酵・熟成するなかで作られる「複雑なうま味」「多様な甘み」「酸味」「香り」が混じり合い、「うま味のある味わい」になるのです。
1年以上寝かせて作られたしょうゆは、微生物や酵素の働きで300種類以上の香り成分が醸し出されるといわれます。
「伝統的な長期熟成の本醸造しょうゆ」は、もちろん無添加です。
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