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ライフ #食品の裏側&世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん

平気で「安い醤油」買う人の超残念な盲点【前編】

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  • 安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事
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「では、本当においしいしょうゆを買いたいなら、『本醸造しょうゆ』を選べばいいのですね?」と、みなさん思われるかもしれません。

しかし、ここに「大きな問題」が2つあるのです。

【問題点1】「安い本醸造しょうゆ」は「大豆の中身」が違う

当然ながら「伝統的な長期熟成の本醸造しょうゆ」は手間暇がかかり、安い値段ではできません。ところが「本醸造」と名乗っていても、「安いしょうゆ」があります。

これはなぜでしょうか?

しょうゆの作り方は「JAS規格」で定められていますが、「本醸造方式」では、大豆は「丸大豆」でも「脱脂加工大豆」を使ってもいいのです。

そして、「安いしょうゆ」ほど、往々にして「丸大豆」ではなく「脱脂加工大豆」が使われていたりします

どっちがおいしい?「丸大豆」と「脱脂加工大豆」

「脱脂加工大豆」というのは「ノルマルヘキサン」という石油由来の溶剤を使って大豆から油分を抽出したあとの大豆。いってみれば「大豆油を作った搾りかす」です。

一方、「丸大豆」とは、そのまま「丸ごとの大豆」のことです。

「脱脂加工大豆」は油分が少ない分、加工がしやすく、もちろん安価です。

現在流通しているしょうゆの約8割は「脱脂加工大豆」で作られたしょうゆといわれています。「油を搾った大豆」を二次利用するのだから無駄がないという利点もあります。

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