「"やりたいこと"わからない病」処方箋は"これ"だ 【つんく♂✕けんすう対談】2回目(全5回)

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けんすう:ただ、いまの時代は、情報の上澄みだけはたくさん流れ込んできますよね。

たとえばめちゃくちゃ頑張って仕事をしている人でも、SNSではキラキラした部分しか見えないから、よけいに真実が見えにくくなっているような気がします。

努力している人は「泥臭い部分」を人に見せない

つんく♂:たしかに、努力している人ほど泥臭い部分は人に見せないですね。

でも、頑張って輝いている人は、努力や苦労と思わず、楽しいからやっていると思うんです。他人が見たら「泥臭い努力」に見えることが楽しい、と思える人が、その仕事に向いているんじゃないかな。

けんすう:たしかに、つんく♂さんがめちゃくちゃ忙しくても「作曲はもう嫌だ、つらい」なんて思わないわけですよね。

つんく♂:疲れ果てて、眠たいときはありますけどね(笑)。

でも、たしかに集中しているときは完全にゾーンに入っているし、興奮しています。好きじゃなかったら、絶対に苦しくなっているはずです。

だから、ほかの人から見れば努力と呼ばれるようなことが「楽しい」と感じられる仕事を選んでほしいと思うんです。

*1回目:「会社員でも「プロ意識」ある人、全然ない人の大差」

*続きの3回目は11月5日(日)公開予定です

つんく♂ 総合エンターテインメントプロデューサー

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音楽家、TNX株式会社代表取締役。1988年にシャ乱Qを結成、1992年にメジャーデビューし「シングルベッド」「ズルい女」など4曲のミリオンセラーを記録。1997年より「モーニング娘。」のプロデュースを開始し、1999年には「LOVEマシーン」が176万枚以上のセールスを記録。「ハロー!プロジェクト」をはじめ数々のアーティストのプロデュースやサウンドプロデュースを手がけ、現在JASRAC登録楽曲数は2000曲を超える。2015年、喉頭がんにより喉頭全摘手術を受けたことを公表。2020年にメディアプラットフォームnoteにてコラムをスタートする。現在はハワイに拠点を置き、国民的エンターテインメントプロデューサーとして幅広く活躍中。

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けんすう 起業家、投資家

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2003年にしたらばJBBSを運営するメディアクリップ代表取締役社長、2004年にライブドアに事業譲渡。2006年にリクルートに入社し、インターネット系の新規サービスの立ち上げに関わる。2009年に株式会社nanapiを創業、2014年にKDDIグループにM&Aされる。2019年1月にマンガコミュニティサービス「アル」を運営するアル株式会社を立ち上げる。

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