大阪発「凡バンドマン」のデビュー作戦
こんにちは。つんく♂です。僕はこれまで、モーニング娘。をはじめとするヴォーカルユニットや数々のアーティストのプロデュースを務め、たくさんの作品を生み出してきました。
喉の病気をしたので、いまでは歌えませんが、現在は日々の作品づくりと、次世代のスターやクリエイターの応援に注力しています。
大阪でバンドを始めたアマチュア時代は、まだ学生でした。それから大阪で人気バンドになり、なんとかプロデビューできました。
今回は、そのとき僕らが、ただの地方バンドから、一歩抜け出して成功をつかむために実践したことについて、お話ししたいと思います。
アマチュア時代の僕らは、「自分たちはほかと違う、俺たちには才能がある」と思い込んでいました。
実際は、楽器やバンド練習もそこそこの、どこにでもいるような「凡バンドマン」だったんです。いま思えば、そんなヤツらが突然売れるわけがありません。
僕らがどんなにツッパっても、全国的に見ればファンも少ないし、技術もない。ライブハウスにも、テクニックあり系のバンドマンにも、見下されていました。
どうすれば、そんな状況を打破できるのか。僕らは考え抜いて、ある「ひとつの答え」にたどり着きました。
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