そして、85平米から50平米に引っ越しして驚いたのが、暮らしを楽しめるようになったことです。理由は、引っ越しの際にいろんなものを捨てたことにありました。
捨てるという行為は罪悪感をともなうので、家が広いと、「いつか使うかもしれないから残しておこう」「まだ使えるから捨てなくていいかな」と、処分を先送りにしてしまいがちです。でも、家が狭くなると、それに比例して収納スペースが減るので、強制的に断捨離がすすむワケです。
いつも使ってるハサミが見つからないときに使うかもしれないからと、何年も使わないまま、えんぴつ立てに挿しっぱなしになっていた切れ味のにぶったハサミも捨てられるし、炊飯器を買い替えるたびについてきた、10年以上引き出しの奥にいる、しゃもじも捨てられる。
お気に入りだけが残るので、使うときも気分がよく、自然と日々機嫌よく過ごせるようになっていきました。
ものが減って、生活にゆとりが生じた
さらに、ものの数が減ることで、どこに何があるか把握しやすくなって、生活にゆとりができました。
「あれどこにあるっけ?」と探す時間って、結構多いじゃないですか? そういう無駄な数分がなくなるだけでも、ストレスはぐんと減るものなんですよね。
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