親の「無自覚な小さなうそ」が子どもに及ぼす影響 「約束をつい忘れてしまった」も立派なうそ
親なら誰しもが、優秀な子、自立した子に育ってほしいと願うもの。アメリカで出産と子育てを経験し、『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』の著者である高松ますみさんは、子育てをするうえで何よりも大事な根幹となるのは特別な教育でも教育資金でもなく「親子の信頼関係」だと言います。高松さんの著書より、親子の信頼関係を構築するために大切なポイントを解説します。
親子の信頼関係が子どもの根本的な能力を育む
子育てをするうえで、何よりも大事な根幹となる要素があります。それは、親子の信頼関係です。
これがなければ、どんなに教育費をつぎ込んでも、どれだけ勉強を頑張らせても、自己肯定感や自信、チャレンジ精神、好奇心、コミュニケーション力といった、人生をよりよく生きるために必要な根本的な能力が身につかないのです。
本稿では、親子の信頼関係を構築するために最低限押さえておくべきポイントを3つ紹介します。
➀親が小さなうそをつかない
お子さんが「何かを買ってほしい」とか、「テレビを見たい」とせがんだとき、「また今度ね」「頑張ったときのご褒美にしようね」「あとでね」などと諭したけれど、癇癪のスイッチが入ってしまい収まらなくて困った、という経験はありませんか?
これは、親子の信頼関係が崩れかけているサインです。なぜなら、こんなことが起こるのは、普段、何げなく繰り返している親の小さなうそのせいだからです。
親子の信頼関係を築く1つめの方法、それは親が小さなうそをつかないことです。
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