お酒に買い物、あのストレス解消法を上手く使う 二日酔いや衝動買いで後悔しないためのコツ
気持ちを落ち着かせるには、もっと効果的な方法があります。
それは、気持ちを書き出すときに「なぜそう感じたか」という、その感情に至った「思考」とセットで書くことです。
例えば、友達に嫌味を言われてムカついた、という出来事があったとします。その場合、ただムカついた、と書くだけではなく「なぜムカついたのか」と、そのときの思考を後から振り返って書き出します。例えば「言い方が気に食わなかったから」「わざわざ言わなくてもいいことを言われたから」などです。
瞬間的な感情に理由づけし、客観的に捉えられるように
この思考の過程を書き出すことがなぜ大事なのかというと、気持ちや感情は瞬間的なものですが、それに理由づけをすると、出来事を一歩引いて客観的に捉えられるようになるからです。
この工程の後に、そのときムカついたことを改めて考えてみると、「そんなに腹を立てるようなことではなかったな」「露骨に嫌な顔をする必要はなかった」などと振り返れるようになります。
ただ「ムカついた」という気持ちをそのまま放置しておくと、それはムカついた記憶のまま終わってしまいますが、この作業によって「そこまでムカつく必要のなかった」出来事に変わります。
みなさんも、最近あったイライラしたことや、もやもやしたことを思い出してみてください。その理由まで考えてみると、少し見方が変わってきませんか?
この作業を続けていると、これまで反射的に腹を立てていた出来事に対しても耐性がつき、ちょっとしたことでは怒らないようになっていきます。つまり、ストレスがたまりにくくなるのです。
もちろんこれは怒りだけではなく、悲しみや不安などネガティブな気持ちを緩和するのにも役立ちます。だから何かが起こって気持ちがマイナスに振れたときには、少し間を空けてからその出来事を振り返り、そのときの気持ちとそこに至った思考を同時に書き出してみましょう。
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