休日をぼーっと過ごすと脳はよけいに疲労する 心の性質を知って正しくストレス解消法を使う

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「何もせずにぼーっとする」という時間は最高のリラックス法のようで、実は「疲れを取る」という点から考えるとあまりおすすめできません(写真:shimi/PIXTA)
ストレスがたまったときの解消法は人それぞれ。ただ、それでもなかなか元気が出なかったり、もっとしんどくなったりすることもあります。
実は、ストレスを解消しているように見えて、あまり効果がないもの、むしろマイナスになる可能性があるものがけっこう存在しているのです。
メンタルドクターSidowさんの著書『ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた』は、世間によくあるストレス解消法の、より効果的な使い方を教えてくれる一冊。同書から一部抜粋・編集して、ストレス解消に役立つ正しい考え方についてご紹介します。

無理に楽しいことをする必要はない

【よくあるストレス解消法】
楽しいことだけをする

【より良いストレス解消法】
マイナス感情にも浸る

ストレスがたまっているとき、気分を紛らわせるために「楽しいことをしよう」と考える人は多いのではないでしょうか。

もちろん、楽しいことですぐに気持ちを切り替えられたら良いのですが、そうはいかないときもありますよね。そんなときは無理に楽しいことをする必要はありません。

例えば、恋人と別れたり仕事で大きなミスをしたりなどショックな出来事があった後は気持ちが落ち込んでいるはずです。そんなときに無理に楽しいことをしようと思ってもすぐに気持ちを切り替えるのは難しいもの。むしろ普段だったら楽しめるはずのことを楽しめないことで、余計に気分が落ち込む可能性があります。

だから悲しいときや落ち込んでいるときには、無理に楽しいことをするのではなく、むしろその感情に身を委ねてみましょう。

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