尿は腎臓で作られ、尿管、膀胱、尿道を通って、体の外に排出される。尿に血液が混じる、いわゆる血尿が出たら、これらの場所のどこかに病気があるサインとなる。
血尿には目で見て確認できる「肉眼的血尿」と、見た目は普通の尿だが健診などで尿検査を受けて初めてわかる「顕微鏡的血尿」がある。
※尿検査については、こちら(関連記事:【健診】"たかが尿検査、されど尿検査"驚きの実力)をご覧ください。
尿がいつもと違う色だったら?
まずトイレで尿を確認したときに、いつもと違う色だったら、どうしたらいいか。
坂井医師は、「まずどんな色かを確認して」と話す。血尿というと、真っ赤な尿をイメージしがちだが、コーラやウーロン茶などの色に似た褐色の尿が出ることもあるからだ。
「一般的に、尿管や膀胱など泌尿器系の病気があるときは尿の出口に近いところから出血するため赤色に、腎臓の病気があるときは出口から遠いところで出血するため血液が酸化して、褐色の尿が出やすいといわれています」(坂井医師)

















