【血尿】「真っ赤な尿」1回でも重大な病のサイン 中高年男性の喫煙者は特に注意、先送りはダメ

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血尿が出た場合、たとえ1回でも放置しないでほしい理由とは(写真:ノンタン/PIXTA)
トイレで尿が真っ赤になっているのを見ると、驚くのと同時に深刻な病気にかかっているのではないかと不安になる人は多いはず。一方で、血尿が1回だけであれば、そのまま放置してしまう人もいるだろう。
しかし、たとえ1回の血尿でも“重大な病気のサイン”かもしれない、と話すのは、総合内科医、腎臓専門医である浦安ツバメクリニック院長の坂井正弘医師だ。血尿から考えられる病気や病院への受診の目安などについて聞いた。

尿は腎臓で作られ、尿管、膀胱、尿道を通って、体の外に排出される。尿に血液が混じる、いわゆる血尿が出たら、これらの場所のどこかに病気があるサインとなる。

血尿には目で見て確認できる「肉眼的血尿」と、見た目は普通の尿だが健診などで尿検査を受けて初めてわかる「顕微鏡的血尿」がある。

※尿検査については、こちら(関連記事:【健診】"たかが尿検査、されど尿検査"驚きの実力)をご覧ください。

尿がいつもと違う色だったら?

まずトイレで尿を確認したときに、いつもと違う色だったら、どうしたらいいか。

坂井医師は、「まずどんな色かを確認して」と話す。血尿というと、真っ赤な尿をイメージしがちだが、コーラやウーロン茶などの色に似た褐色の尿が出ることもあるからだ。

「一般的に、尿管や膀胱など泌尿器系の病気があるときは尿の出口に近いところから出血するため赤色に、腎臓の病気があるときは出口から遠いところで出血するため血液が酸化して、褐色の尿が出やすいといわれています」(坂井医師)

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