スタートアップで働いて資産形成が加速する理由 知っておきたい「ストックオプション」の価値

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小
スタートアップで仲間たちといきいき働く男性
スタートアップで働くと資産形成にも大きなチャンスが巡ってくるかもしれません(写真:Fast&Slow / PIXTA)
「やりがいのある仕事で社会に貢献しながら、金銭的報酬もしっかり得たい」ーー。
そう願うビジネスパーソンは多いはずです。そのようなとき「スタートアップで働く」という選択が、理想を現実に変えてくれるかもしれません。特に、金銭的報酬に目を向けた場合、スタートアップで働いて「ストックオプション」が付与されると桁外れの資産を築ける可能性があります。
その理由について、フォースタートアップス代表・志水雄一郎氏の著書『スタートアップで働く』から一部を抜粋・再構成し、ご紹介します。

ストックオプションがもたらすもの

資産をつくるための金銭的報酬は「給与報酬」と「株式報酬」に分かれる。給与報酬については大企業群と大差のないスタートアップも出てきているが、さらに株式報酬となると、話は大きく変わってくる。

大企業でも持株会に加入することなどで株式報酬を得るチャンスはあるのだが、スタートアップにおいては、その比ではない。

スタートアップでは、上場前の段階から事業に携わり、その貢献度などによりストックオプションを付与されることがある。

ストックオプションとは、株式会社の従業員や取締役などが、自社株をあらかじめ定められた価格(権利行使価格)で取得できる権利のことだ。

成長過程で上場を果たせば、権利行使価格と上場した株価との差額をキャピタルゲインとして得られる。

さらに上場ゴールに終わるのではなく、仲間とともに成長戦略を力強く実行し、さらに数倍から数十倍の企業価値向上を果たしていくことにより、社員としても個人資産を数億から数十億レベルで形成することも可能になる。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT