日本では平均給与は過去と比較して上がっておらず、労働分配率も上がっていない。その一方で、社会保障は減り、税率は上がっている。退職金制度も揺らいでいる。
生涯収入は減っているのに、税金は増えていく。物価が上がり、実質所得が減っている実感を持つ人も増えているだろう。
客観的なデータを見てみよう。
OECDのデータによると、2022年時点の日本の平均賃金は4.15万ドルと、アメリカのほぼ半分しかない。35カ国中25位で、OECD平均を下回っている。
「アジアの中では日本はまだまだ豊かだ」と思っている人もいるかもしれないが、平均賃金では韓国にも抜かれているのが現状だ。
だからこそ、給与報酬だけに頼るのではない方法で、人生を成り立たせる方程式をつくる必要がある。
株式報酬の重要性に目を向けたい
この状況に立ち向かうためにも、キャリア設計における株式報酬の重要性に目を向けることをすすめたい。
すでに有名大企業で働くほとんどの人ですら、十分な資産を築くことはできなくなってきている。
むしろ、株式上場前のスタートアップに早い段階から参画して、ストックオプションをもらうほうがよほど勝算が高いように僕には思える。
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