逆風下でも巨額調達するスタートアップの共通項 核融合に宇宙、自動運転…「研究開発系」の底力

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ディープテックに期待感

スタートアップの資金調達環境が厳しさを増している。とくに影響を受けているのはIPO(新規株式公開)が視野に入ってくるレイターステージの企業群だ。上場の最有力先である東証グロース市場が冴えない中、投資家はイグジット(出口)戦略を描けず、おいそれと投資しづらいにある。

ただ厳しい状況でも、大型の資金調達を実現するスタートアップはある。注目したいのはその顔ぶれの変化だ。ビジネスSaaS(クラウド型ソフト)勢が減り、ものづくりをはじめとした、「ディープテック」と呼ばれる研究開発型の企業が躍進している。

スタートアップ情報プラットフォーム・INITIALの調査によれば、2023年上半期の資金調達額でトップとなったのは京都フュージョニアリング。同社は、究極のクリーンエネルギーと目される核融合発電のプラント部品などを開発する。5月に産業革新投資機構(JIC)系のグロースファンドなどから105億円を調達した。

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