35歳以上の「仕事がデキる人」を襲う不安の正体 なぜベテランほど"新たな挑戦"が怖くなるのか
新しいことにチャレンジするときは、既存の延長線上で考えるのではなく、ぶっ飛んだアイデアと行動が必要になってきます。私たちの多くは、そんなにぶっ飛んだ人たちではありません。だからこそ、ちょっとイケてるアイデアではなく、「狂ってるアイデアかどうか?」くらいに考えたほうがいいと思うのです。
私は『論語』の次の言葉が好きです。
吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑はず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順ふ。
七十にして心の欲する所に従へども、矩を踰えず。
40歳になると「不惑の年になりましたが、まだまだ迷ってばかりです」と話す人は多いですが、私が好きなのは最後の「七十にして心の欲する所に従へども、矩(のり)を踰(こ)えず」というところ。
この意味は「70歳ともなれば、心の欲するままに行動しても道理を外れることはない」ということ。もっと若ければ、欲望のままに行動したら道理を外れてしまうかもしれないけど、70歳ともなればいくら好き勝手にやっても道理は外れないという意味です。
同じ理屈でノベーションを起こしたり、新しいチャレンジをするときは、狂うくらいの意識でいるべきだと思うのです。
チャレンジは20~30代だけのものではない
年を重ねたら「自分ももういい年なんで……」と落ち着いてしまう人の、なんと多いことか。新しいチャレンジをしなくなります。そんな人たちに限って20〜30代の人たちに向かって「若いんだから、もっとチャレンジしなきゃダメだよ!」なんて言っていませんか?
ということで、これからのベテラン世代には「Go crazy!」をオススメしたいと思います。
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