35歳以上の「仕事がデキる人」を襲う不安の正体 なぜベテランほど"新たな挑戦"が怖くなるのか
私の会社が海外やオンラインで実施している研修は「修羅場研修」や「武者修行研修」などと呼ばれることがあります。
決して、そこまでの修羅場でも武者修行でもないレベルなのですが、顧客企業の人たちにとっては「キツい」チャレンジングな研修だからということなのでしょう。
受講生の不安は年齢ごとに変わる
例えば以前、大手自動車部品メーカーの20代社員約60人をベトナムに連れて行き、5日間の研修を実施したことがあります。ある1日は、次のような課題を出しました。
「ベトナム人は日常生活で、どのような移動手段を使用しているのか。年代別、男女別にトータル75人以上の生の声をベースにして、日本との比較を考察しながら実態調査して報告せよ!」
ちなみに、このミッションは3人1チームで取り組んだので、平均で1人あたり25人以上のベトナム人から話を聞かなければいけません。制限時間は約5時間です。
結果的にできないチームもありますが、できるチームもあります。振り返りの時間には「なぜ、できたか?」「なぜ、できなかったか?」を考えた上で、翌日のミッションにはどのように取り組むかを考えるのです。
いかがですか?「修羅場」や「武者修行」というほどでもないですよね?
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