VIVANTの舞台で注目「中央アジア」はどんな地域か カザフスタンなど国々に「スタン」が付く理由

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
拡大
縮小
現在の「中央アジア」の範囲と、主要産業を紹介します(写真:machico/PIXTA)
この記事の画像を見る(3枚)
「『地理』を知れば、国や地域の自然・環境だけではなく、歴史・民族・文化・経済・政治までを理解できます。地理を知るだけで、世界は一気に面白くなります」──そう語るのは、筑波大学教授で地理教育を専門とする井田仁康氏。
本稿は、そんな井田氏が編著者として上梓した『世界の今がわかる「地理」の本』より、本文を一部引用・再編集してご紹介します。

旧ソ連5カ国「中央アジア」

ユネスコは「中央アジア」の範囲を、ユーラシア大陸の中央部に広がる地域として広く捉え、世界で最も標高が高い山脈や高原などが広がるとしている。

実際、世界最高峰のエヴェレスト山をはじめ8000メートル級の山々が連なるヒマラヤ山脈は、カラコルム山脈を経て平均高度約4000メートルのパミール高原へつながる。このパミール高原にはテンシャン山脈・クンルン山脈・ヒンドゥークシ山脈も東西から集まり、すべてが標高7000メートルを超える山脈で氷河も存在する。

(出所:『世界の今がわかる「地理」の本:紛争、経済、資源、環境、政治、歴史…“世界の重要問題”は「地理」で説明できる!』)
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT