「転職先で嫌われる人」の"3大落とし穴"はこれだ 職場に多い!「好かれる人」との決定的な差は?

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【落とし穴②】転職先をリスペクトせず、否定から入る

「出羽守」に通じるものがありますが、転職先の会社へのリスペクトがなく、否定から入る人たちも嫌われます

自分で入ると決めた転職先を否定するなんて……と、意外に思われるかもしれませんが、こういう人も一定数いるものなのです。

彼らは、転職先の会社の考え方や仕事の進め方、カルチャーを“ディスり”ます

「使っているツールが古すぎる」
「会議の進め方がイケてない」
「プロダクトがしょぼい」


 などです。

これは特に、急成長中のスタートアップでよく見られる現象です。

スタートアップの初期メンバーは、必ずしもきらびやかな経歴の持ち主ばかりではなく、何もないところから手作りで事業を作ってきた人たちが多かったりします。

一方で、資金調達後に採用された有名企業出身者やメガベンチャー出身者は、華やかな経歴で洗練された環境で働いてきたため、「逆タイムスリップ」をした感覚になり、ついディスってしまうというわけです。

それぞれの会社には、歴史があり、先人がいます。これまでの先人の努力があったうえで、その会社が存在し、入社できているわけですから、創業メンバーや先人、先輩社員たちへのリスペクトは、忘れてはいけません

「カルチャープラス」を意識しよう

とはいえ、転職先のカラーに100パーセント染まらなければならない、というわけではありません。

僕は「カルチャーフィット」よりも「カルチャープラス」という考えが大事だと思っています。

「カルチャープラス」は、組織に新しい風を入れ続けて停滞・硬直化を防ぎ、進化スピードを速めるという考え方です。

レガシーな日系大企業は人材を「企業文化に染め上げる」ことが十八番ですが、同質的な考え方を持った人たちの集まりは、変化対応力に欠けた組織になってしまいます。

転職者は、転職先へのリスペクトを持ちつつも、「既存の社員が持ち合わせていない、『ゴール到達』に役立つ考え方や経験を持った人」として、自分のスキルや経験を、転職先で役立てていけばいいのです。

カルチャーフィットを意識しすぎると「金太郎飴」的な組織になってしまう。カルチャープラスで、多様性を成長の原動力にしよう
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