怪奇!PTAの仕事はなぜ減らないのか? ベルマークからママさんバレーまで仕事山積

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1、保護者が集まって協力したほうが実現しやすい「子どものため」のことかどうか
2、または、保護者と先生がお互いに協力したほうが実現しやすい「子どものため」のことかどうか

 具体的に上記に該当する活動を考えると、たとえば「子どもたちが楽しめるお祭りをやる」「学校近辺(通学路)の危険箇所をチェックして改善要望を出す」などといったものが考えられます。これらを「PTAで最低限やる仕事」と決めてしまうのです。

そして、これまでPTAがやってきたそのほかの活動――広報紙の発行や保護者向けの講演会(ただし動員などかけなくてもおのずと人が集まるものに限定)、ベルマーク等々――は「オプション」として、あくまで「やりたい人がいたときに、やる活動」と位置づけておくのです。そうすれば、やりたくない人がいやいや活動することはなくなります。

以上は、あくまでも“一例”です。こんなふうに、それぞれのPTAで「具体的にどんな活動を行うか」を考えていけばよいと思うのです。

具体的には「アンケート」を活用する

とはいえ、実際にこういったPTAの根本にかかわる問題をみんなで話し合うのは、なかなか難しいことでしょう。場合によっては結論が出ず、具体的な活動の削減にまでたどり着けないかもしれません。

そんなときにおすすめしたいのが、「アンケートをとる」という方法です。すべての会員に質問用紙を配り、PTAがこれからどんな活動をしていくべきか、具体的に意見を聞いてみるのです。

たとえば、これまでPTAが行ってきたイベントや、各委員会が担ってきた活動をすべてリストアップし、それぞれについて「今後も続ける必要があるかどうか」をひとつずつチェックしてもらうのもいいでしょう。

集計して「必要性が低い」と判断された活動については、やめること、あるいはやり方を変えることを検討してはどうでしょうか。

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