日本のPTA、やっぱり変です

教育の現場で見た、思考停止と性差別

アベノミクスでも注目を浴びる、「女性の活用」。一見、聞こえのいいこの言葉、実は大きな問題をはらんでいるという。本連載では、そんな「男と女」にかかわるさまざまな問題を、異色の男性ジェンダー論研究者が鋭く斬る。
閉じた「学校」という空間の中で、何が教えられているのか?(写真はイメージ。撮影:今井 康一)

子ども2人が公立の小・中学校に通っている関係で、PTAにもかかわるようになりました。私は娘(上の子)のほうを主に担当するのですが、PTAの集まりにお父さんが参加しているのを、ほとんど見たことがありません。保育園時代の父母会では、お母さんのほうが若干多かったとはいえ、激務のキャリア官僚や、世界を飛び回るジャーナリストのお父さんも、きちんと行事に参加されており、話を聞くだけでもとても面白い集まりでした。

ところが公立の小・中学校に入ると、PTAは完全に女性だけの集団。先生まで、私のいる場で「あとはお母さん方で適当に決めていただいて」などという「差別発言」を平気でなさったりします。保育園との落差があまりに大きく、私は完全に変人扱い。まぁ変人なのは事実ですから、それはかまいませんが、それにしてもあまりに変なのです!

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