グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談・家庭相談に回答する。ミセスパンプキンへの相談は、こちらのメールおよび、公式FBページより受付中。
【ミセス・パンプキンへの相談】
わが家は長男一也(仮名)が4歳になる前に夫が他界し、次男と3人の母子家庭になりました。私は長男次男ともに、中学校から全寮制の学校に進ませたいと考えております。
その理由は、住んでいる所が地方で、近隣の学校のレベルに期待できないことと、父親がいない環境で育つので、思春期に友人や先生とのかかわりが大きいほうがいいのではないかと考えたことです。それに将来は、日本以外のどこででも、自分の力で生きて行ける人間になってほしいという私の希望もあります。
無理でしょうか? または中学から親元から離すことは、親として育児を放棄することになるのでしょうか?
どのような目標を持って子どもを育てるべきか相談する人もなく、悩んでいます。お答えいただけましたら幸いです。
片山(仮名)
<ミセス・パンプキンからのコメント>
「同じ釜の飯を食う」意味について
育児放棄とまでは申しませんが、家族の愛情を育むうえで、大きなチャレンジになるのは覚悟しなければなりません。お子様を愛されるがゆえのご決断であったにしても、成長期に家族と“同じ釜の飯を食べない”ことのリスクは強調しておきたいと思います。
まず、私は4人の子どもとしか一緒に暮らしたことはありませんが、それぞれの子との中学生以降の生活を思い出してみました。
私はたいへん忙しい暮らしの中で子育てをしました。いまだに多くのお母さん方が、優しくてキメ細かい育児をされておられるのを見たり聞いたりするたびに、わが子たちに申し訳ない気持ちでいっぱいになるものです。
そんな私でさえ、今ぱっと思い出すだけで、子育ての楽しい思い出がたくさんあります。
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