ストレッチの「痛気持ちいい」は腰痛に最悪だ 「1日90秒」ベッドの上でできる腰痛改善法
そして、腰まわりには、たくさんの骨や筋肉が複雑に入り組んで構成されていますから、付着部筋もたくさん存在しています。そのため、腰痛の方にとっては、この付着部筋をいかに痛めずにほぐすかが特に重要なのです。
付着部筋の状態をチェック
今、自分の付着部筋の状態がどうかなんて、お分かりの方はほぼ0ゼロに近いのではないでしょうか。
そこで、付着部筋が固まっているかどうか確認できるチェックリストを作りました。
次の①~⑥で当てはまるものにチェックをつけ、いくつ当てはまったか確認してください。
①力を抜いて壁を背にして立ったとき、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとのどこかが
つかない。
②靴底が片方だけすり減っている。
③日常生活であまり動くことがない。
④1日の歩数が3000歩未満。
⑤うつぶせになった状態で、腰椎あたり(背中側のお尻の上あたり)を軽く押すと、弾力を感じられなかったり、硬かったりやせ細ったりしているような感触がある。
⑥腰椎あたりを触ってみると、冷たさを感じる。
結果は……?
2個以上:付着部筋が固まっている可能性アリです。
4つ以上:付着部筋がガチガチに固まっている可能性大!
※ただし、⑤~⑥に1つでも当てはまる項目があれば、付着部筋が固まっている可能性が高いです!
さて、みなさん、ご自身の今の付着部筋の状態は、いかがだったでしょうか?
さきほど説明したように、腰痛の人は筋肉が硬くなっているので、一般的な柔軟体操は向きません。その理由は、筋肉のなかでも最弱に位置する付着部筋が痛んでしまうからです。
そこで今回、硬くなった付着部筋を痛めずにほぐすストレッチを開発しました。
それが「ほぐすトレッチ」です。1日90秒、しかも布団やベッドの上でできるものです。
ここで重要なのは、力を抜いてリラックスし、反動はつけずにゆっくりじっくりストレッチを行うということです。「ストレッチ」というと、どうしても「伸ばす」ということを意識します。確かに伸ばすことも大切なのですが、それよりも意識してほしいのは、凝り固まった付着部筋を「ほぐす」「緩ませる」ということです。
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