世界史「学ばない人」「学ぶ人」大きな差が出る理由 社会に出た今こそ身につけたい教養とは?
1.現代の国際情勢と、世界史のつながり
歴史を学ぶ際には様々なアプローチ方法があります。その一つとして知っておいて頂きたいのが、「現代の世界を海、過去の歴史を海に流れ込む幾多の河川になぞらえる」手法です。歴史を学ぶことは、河川の上流(すなわち過去)に遡り、時間の流れに沿って川を下りながら現代世界が出来上がっていく過程を知る作業、といえるわけです。
報道されるニュースの背後にも、大なり小なり歴史的な要因が存在しているわけで、上述した「河川(歴史)」が「海(現代)」に流れ込む事情が分かれば、より深く現代の事情を理解することができます。そこで、2023年現在で最も注目されている国際的話題、プーチン政権下のロシア軍による隣国ウクライナへの侵攻を例にとり、「高校で学ぶ世界史」と結びつけてみたいと思います。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら