4月30日、高値圏でモミ合っていた日本株が崩れた。日経平均株価は538円安と今年最大の下げ幅を記録、相場は不穏な雰囲気のまま、いよいよ5月へ。そんな中、4月後半の約2週間、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな売買をしていたのか。いつものように「株日記」で振り返ってみよう。果たして内田氏は買いなのか、売りなのか?
【4月13日(月)】優待目的保有でホームセンター業界首位のDCMホールディングス(3050)が、71円安(7.23%、値下り率第2位)の911円と大幅安。理由は、先週末引け後、青森、北海道地盤のホームセンターのサンワドー(7430)との株式交換による完全子会社化を発表したから。
交換比率は、サンワドー100株が、DCMホールディングス90株となる。サンワドーは、100円ストップ高の791円とDCMホールディングスとの交換比率にサヤ寄せする形で上昇した。同社株は、このところ上昇していたので、1000円で売り注文を出していたのだけれど、目標株価の1000円が遠くなってしまった。
持ち株のリソー教育に大口の買い注文、何かあった?
【4月14日(火)】午前3時、日経225先物は、50円安の1万9880円。
NYダウは、80ドル安の1万7977ドルと小幅安。14時30分20秒、リソー教育(4714)に10万株の成り行き買い注文が入った。
何があったのか調べてみたら、平成27年2月期決算発表があった。今日、決算発表があることは知っていたが、引け後だと思っていた。好決算と「継続企業の前提に関する注記」の記載解消に関するお知らせを好感したのだろう。
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