日本株の崩落が、いよいよ始まった?

米ドル安をめぐる「2つの謎」は解けるか

米ドルは今後どうなるのか。日本株の行方も大きく左右しそうだ(写真は安倍政権発足後約半年経った2013年6月4日のドル円相場、ロイター/アフロ)

株価はいったん回復後大幅下落ではなく、すでに下落?

日経平均株価は、4月10日(金)に一瞬2万円を超えた後、頭が重いながらも底固い推移を続けていたが、残念ながら地すべりを始めたようだ。

前回のコラム「マーケットの大波乱はいつ起きるのか」では、足元の米国株や米ドルの「疲れ」は、厳冬による米景気指標のいったんの「おじぎ」や、「米国しか買うものがない」というシナリオが行き過ぎたもので、「米国市場が少し休めばいずれ明るくなる」と述べた。

加えて国内では、5月上旬までに発表される企業決算の内容を好感し、日経平均は一度2万円を超えるとの予想を披露した。ただしその後、5月中旬から株式市場は大波乱に見舞われる恐れがある、とも解説した。

その一方で同コラムでは、最後の段落で、ギリシャ問題の悪化前倒しなどで、調整が早めに始まる可能性も否定できないとし、「目先の国内株価上昇による利益を欲張らず、防衛的に現金保有をゆっくり増やしていってもよいと考えている」とアドバイスした。

どうも、ここで懸念していた、「調整が早めに始まり、ずるずるとした下落基調からそのまま大幅下落」というシナリオの確度が高まってきたようだ。

そうした悪い変化を感じさせるのは、先週金曜日(4月17日)の米株安もさることながら、それ以上に、米ドル安がじわりと進み始めたことだ。米ドルは、対円のみならず対ユーロでも、対原油でも、安くなり始めている。

次ページ米ドルをめぐる「2つの謎」とそれを解くカギは?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 御社のオタクを紹介してください
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。